先端テクノロジーが音響を変える、ちょっとイイ話
電子部品関連の小難しいテクノロジーのお話しではありません。エレクトロニクスでもハードウェア、それもローテクの再生について。近年ハイレゾ音源に躍起となり始めた日本の電気メーカー各社の動きに鈍感な私は、バブル絶頂期に最高級機のオーディオ機器を買い揃えていましたので、より良い音を求めてエージングのために25年間使い続けて来ました。オーディオアンプにブルーレイレコーダーをつないだことにより、自宅での映画鑑賞が断然楽しくなりました。今ここでは映画の話は致しません。
昨年映画館で観た『LUCY(ルーシー)』をレンタルBDでもう一度わが家で鑑賞したのですが、映画(字幕)の冒頭からこれまでに聴いたことのない最新音響に耳を疑いました。BD英語はDTS-HDマスター・オーディオ5.1chです。脳細胞が100%覚醒するストーリーともなると、こんな次元のサウンドを伴うのかと驚愕しました。AVアンプのハイレゾ音源では再生できない低音で、『LUCY』にだけ仕掛けられたリュック・ベッソン監督の手法です。サンシャイン下関の映画館でも体験しなかった音で、ハイエンド・オーディオアンプ・システムでのみ再現される音の発見でした。イントロとエンディングの音には特に注目です。
(2015/01/21)
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