【手作業】
- 使用バーナは、プロパン、都市ガスのバーナでもよいですが、酸素アセチレンバーナが最適です。
- フラックスをあらかじめ水にとかし、ろうづけ部分に塗布します。
- バーナの炎をフラックスにあてると、水分が蒸発して固形化します。それを更に加熱すると、フラックスが液化して水のようになります。その時、ろう材の先端を、液化したフラックスにあてると、ろうがとけて走ります。
【炉中または、自動化】
- 炉中の場合は、フラックスを塗布し、ろう材をセットして、炉中に一定の時間と温度で放置するとよい。その時間と温度は、品物と大きさによって異なるため、メーカーと相談されるとよい。
- 自動ろうづけ。例えば、熱交換器の場合、フラックスを塗布したリング状のろう材をパイプのろう接部にセットしておき、自動加熱するとよい。
【ろうづけ後の洗浄】
- 温水で洗い、水18リットル(1斗)に苛性ソーダを1.8~1.5kgまぜたものに浸漬後流水洗浄し、さらに、水18リットルに硝酸1.0~1.5kgをまぜたもので中和処理後水洗いする。ろうづけ直後なら、温水洗浄でもフラックスを除去できる。(※ AM-055 1kgにつき専用フラックス200g使用)
【備考】
- 形状と包装
型番 |
長さ |
量 |
包装 |
AM-055 |
400mm |
1kg単位 |
直径1.6mm 480本
直径2.0mm 310本
直径2.4mm 210本 |
- (ご注意) A2000系、5000系、7000系のアルミ材には使用できません。
(日本アルミット株式会社「アルミットAM-055」カタログ資料より)
(2002/02/22)
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