- 使用バーナーは、プロパンまたは都市ガスのバーナー、または普通吹管の場合は溶接よりはるかに温度の低い吹管を用います。
- ①アルミ母材の接着部を加熱します。
②アルミットを接着箇所にこすりつけアルミットが自然に溶けるまで、母材の温度を上げます。
③アルミットの先端でアルミニウムの酸化膜を確実に摩擦するか、または鉄ヘラでアルミットをこすりつけるなどして接着面にアルミットを確実に鍍金し、その上に所要のアルミットを盛りつけます。
④鉄ヘラで表面を仕上げ、これを10cm程度づつ繰り返して完成させます。
- 鋳物の断面接着には、両面に上記の方法でアルミットを盛りつけ、両面を合わせ加熱し溶融時に2、3mm断面を左右にずらし、加圧冷却します。
【応用例】
- アルミニウムの溶接に適さない鋳物の断面付け、薄板のはんだ付け等に最適。双眼鏡、トルクコムバーター等のアルミ鋳物の断面付け、エアダクト、放熱板、テレビアンテナ、筐体、パイプ継手、型材、サッシュ、ウインドケース等のはんだ付け、その他に自動車、単車、チェンソー、農器具等のアルミ鋳物部品の修理。
【備考】
- 形状と包装
型番 |
長さ |
形状と断面 |
量 |
包装 |
電略 |
AM-350 |
400mm |
半丸(カマボコ状)
底:6mm 高さ:2.5mm |
1kg単位 |
約 33本 |
ミット35 |
- (ご注意) アルミットAM-350は、はんだ付け後直接アルマイト皮膜はできません。アルマイトしてからはんだ付けするか、アルマイトをする前にアルミット部分に適当な樹脂系塗料でコーティングするとよいでしょう。
(日本アルミット株式会社「アルミットAM-350」カタログ資料より)
(2002/02/26)
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